2018.04.24

DESIGNER interview / CAL O LINE 金子敏治さん

CALOLINE,キャルオーライン,2018春夏,金子,ジーンズファクトリー

WORK、MILITARY、OUTDOOR、UNIFORMのカテゴリーを軸に、オーセンティックでユニークな日常着を提案し続ける「CAL O LINE(キャルオーライン)」。
4月20日(金)〜4月29日(日)までジーンズファクトリー卸団地本店でモアバリエーションを開催中です。21日(土)にはデザイナーの金子敏治さんが来店。ブランドに対する想い、ご自身のルーツになるカルチャーについてじっくりお伺いしました。
これを読むと金子さんとCAL O LINEがもっと好きになりますよ。
※イベントは終了しました。(2018.05.01)

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< まずはCAL O LINEのブランドの由来について >


最初は言葉の響きから考え始めました。それもアメリカにゆかりのある言葉の響きです。 CALはCaliforniaのCAL。カリフォルニアは新しいモノ・カルチャーの発信源でもありますよね。例えばサンフランシスコからヒッピー文化が生まれたとか、ハリウッドで映画産業が発展したのもそうです。あとはAppleとかfacebookなどのIT企業も。もちろんDOGTOWNから始まったスケートもありますね。
OはORIGINAL、OUTSTANDING、OCEANなどの意味を含んでいます。
読み方は公式にはキャルオーラインですが、続けて「キャロライン」と呼んだ時の響きも大事にしています。

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< ブランドのルーツについて >


自分がファッションに興味が出たのが90年代前半。それまでは長い間サッカーをやっていたので高校時代まではほぼ毎日ジャージで過ごすという・・・(笑)。
高校を卒業してからファッションに興味が出てきたんです。あと第2次サーフィンブームの時だったのでサーフィンも始めて、よりアメリカンカルチャーに興味が出てきた時期でもありました。

他の人より遅いかなとは思うんですが、そこから一気にファッションやサーフィンにのめり込みました。その時はまだ今みたいにインターネットがなかったので本を読み漁ったりビデオを見たりしてアメリカンカルチャーを吸収していました。 あのサーファーがこんな格好していたとか、その人がかっこいい車に乗っていたから車にも興味が出て、その車の時代背景とかその車が出ている映画とかも見たりしていましたね。

一番影響を受けているのが第二次世界大戦後。ミッドセンチュリー以降の1950〜1970年代です。 アメリカが好景気に沸いていたのでデザインだったり素材がおもしろいんです。その時代のファッションとカルチャー、それに自分が実際に体験した1990年代前半に見たり、体験して吸収したことがCAL O LINEに反映されていると思います。 

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< 今シーズン(2018春夏)のテーマについて >


今シーズンのテーマは「ルーツ」。カリフォルニアのルーツであるメキシコのカラーとかモチーフを色濃く出しています。(注1) その中で自分のファッションルーツをミックスして表現しています。全商品で100品番くらいをコレクションとしてラインナップしました。

商品のデザインや企画については映画を見に行ったり、アート関連の個展を見に行ったりして頭の中に積み上がったものを書き出しています。逆に見たものに影響されるので、ファッション雑誌なんかは自分の個性を出すためにもあえて見ないようにしています。

(注1) もとは一つだったカリフォルニアとメキシコ。米墨戦争の結果、1950年9月にカリフォルニアをアメリカ合衆国に割譲した歴史上の経緯があります。

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< ファッションに対する考えと、感覚を刺激すること >

 

自分がチョイスする洋服はある意味節操がないかな。 今日なんかもタイダイT、軍パン、革靴を合わせて節操のなさを自分のスタイルにしています。
ミーハーだね、とよく言われるんですが洋服というのは自由なもの。自分の好きなものをくっつけ合うのがいいんです。 ベンチュラに行ったときに海でゴミ拾いしている人がタイダイTに軍パンにビーサンっていうスタイルで、あれを見たときにかっこいいなと。 あと革靴にオレンジのソックスを合わせたセルジュ・ゲンズブールの写真を見たときに、あれすげーいいなと思ったり。 そうして自分で見たものを取り入れて自分の自信にしています。


ぼくはいろんなものに興味を持っていて、ファッション、サーフィン、サッカー、アート、音楽、映画etc・・・。中でも映画ついては昔の時代のことは体験することは出来ないんですが、映画を見ることでその時代を体験できるのでよく観ますね。

例えばホアキン・フェニックス主演の「インヒアレント・ヴァイス」。1970年、ロサンゼルスを舞台にした映画なんですが、ファティーグパンツや刺繍のシャンブレーシャツを合わせたスタイルが出てきたんです。あのスタイルを見て全然流行りじゃないけどすげーかっこいいとか。

デヴィッド・リンチ監督の映画「マルホランド・ドライブ」を見たときは、マルホランド・ドライブ行ってみたい!と思って実際にハリウッドの上にあるマルホランド・ドライブにも行きました。
興味があるものはすぐに実行しちゃうことが多いんですが、そんなところで自分の感覚を刺激をしていくというか。いろんなものを吸収していく、というのを今でもやめないですね。

 

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< 生き方、仕事について考えること >


昔は流行っているもの、人が着ているものを選んでいました。 デザインする洋服もあまり方向が定まっていないものを作る時期もありましたね。

でも10年ほど前に自分の大切な人が亡くなり、昨日いた人間が今日はいないという事実は僕の生き方に大きな変化をもたらしました。 その時まで自分が行ってきた仕事の取組み、これは明日でいいや、今買わなくても・・・という優柔不断さが無くなったというか。 今やっておかないといけない、次のシーズンでいいかな?出し過ぎかな?と思っても今シーズンに100%出そうと思ったのが10年前です。 そこから生き方や仕事への取り組み方が大きく変わりました。

有名なガンジーの言葉で「永遠に生きるかのように学べ。明日死ぬかのように生きろ。」僕の座右の銘です。 いま45歳ですが、もうこの年だから、今からやるにはもう遅いとかは言いたくないし考えないようにしています。

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< 最後に一言。お店の印象はいかがですか? >


前に岡山のお店には行ったことがありますが、(ジーンズファクトリー卸団地本店も)商品の品揃えが凄いですね。いろんなテイストがあって見ていて非常に面白いです。 アート作品が自然に飾っているのも素敵です。僕もアートには興味があるのでこの空間は楽しいですね。
あと今日見ていて子供連れのお客様が多くていいな、と思いました。僕も子供がいるので自然と目がいってしまいます。

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〜追記〜

他にも高校時代 市立船橋で本気でサッカーに打ち込んでいたこと、 お子さんが生まれてからまた新しい世界観が広がったことなど沢山お話いただき、楽しさというかパワーをいただきました。 CAL O LINEのブランドがさらに進化していく、そんなストーリー(未来)が見えるような気がします。

さらにお話をお伺いした翌日にはジーンズファクトリーのバイヤーとサーフィントリップに行ったとの事。(場所は高知の西部にあるビーチ)
サーフィンの様子を少しですがアップしていますのでご覧ください。また高知に来てくださいね!

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