PADDED JACKET
こんなにいいモノ、本当は他の人には教えたくない……。
いや、編集者としてこんなにいいモノを伝えないわけにはいかない!
そんな禁断のブラックボックスのごとき名作を、
高知の名店から解き放っていく、ミツキのブラックボックス。
今回のアイテムは、近頃の日本の冬にちょうどいい
中綿入りのパデッドジャケットです。
ちなみにエディター目線による吉祥買い説として
魅せる「松」、買って間違いのない
竹」、懐にも安心感ある「梅」、
すなわちSHOW、CHECK、BUY~と
お宝を開封していくので、ぜひ選びの参考にしてみて♪
まずは「え、それってバブアー!?」な
特注モデルからいってみよ~!
言わずと知れた英国のアウトドア・ライフスタイルブランド。
1894年に港町のサウスシールズで創業。
北海に面したこの地は、雨天や厳しい天候に
見舞われることが多く、そんな環境下で働く人のために、
防水、防風、耐久性に優れたワックスドクロス製のジャケットを開発。
アウトドアやモーターサイクルなど、
幅広いフィールドで活用され、英国王室も御用達のブランドとなった。

TRANSPORT PADDED DENIM JACKETトランスポート 中綿デニムジャケット
真冬まで着用できて、
育てる楽しみを味わえる“本流”バブアー
すっかり暖冬が当たり前になった今日この頃。たしかにダウンの存在感はカッコいいけど、値も張るし、気温的にもそこまで温かさを求めなくていいかな、って人に最適なのが中綿入りのアウターです。事実、最近のアウターシーンでも、どんどんニーズが増している印象があります。そんななか、2023年にジーンズファクトリーで別注の「トランスポート」を見たときは、なるほど~と思いましたね。トランスポートはフライフィッシング用に開発されたショート丈の「スペイ」よりも長く、乗馬向けの「ビデイル」よりも短い着丈が着回しやすいと、今やバブアーの人気No.1アウター。ちなみにトランスポートは、もともとマウンテンバイクに乗った際に、裾が邪魔にならないようにと、1999年に作られた若いモデルです。だから現代のシティスタイルにもマッチしたんでしょうね。もとは他のモデルと同様にワックスドクロスでしたが、ノンワックスの生地にアレンジし、初めて中綿を入れて特注したのが、ジーンズファクトリーでした。するとこれが、とにかく使いやすい! 持ち前の着回しやすい絶妙な着丈。今までのバブアーと違って、冬でもレイヤード云々考えず、温かく気楽に羽織れる中綿入り。またシルエットもワイドにアレンジしていて、自然体な今っぽさもある。これはシメシメ♪ 知ってたらお得なバブアーだな~と見てました。実際にジーンズファクトリーでは大人気で、継続展開されていましたが、今季、さらにビックリ。より男っぽさが増したコーデュラデニムモデルが出た~! 見ての通り、バブアーのクラシックで硬派なデザイン、程よい重厚感のある中綿仕様とも相性バッチリ。きっと道ですれ違うバブアー好きから、「それってバブアー!?」と二度見されること請け合い。またコーデュラデニムは通常のデニムよりタフで、ストレッチも効いて動きやすい。そしてちゃんと、デニムならではの経年変化が楽しめる。バブアーらしく育てがいがあるのも、サイコーでSHOW!!!




コーデュラデニムは、コットン100%より耐摩耗性に優れて、ストレッチ性も兼備。ファスナーとボタンはデニムと好相性な鈍い光沢のブラスカラーにしています。由緒ある裏地のバブアータータンは、袖口まで配していて、袖を折り返して、着こなしのアクセントにすることもできますよ。袖口はスナップボタンでフィット調節が可能です。
ロマンそのままシティ顔
ブラックデニムVer.もあり
より都会的でモードな雰囲気の、ブラックデニムもある。こっちも着るほどに独特のフェード感が出てくるとあって、インディゴとブラック、どっちがいいかが、嬉しい悩みどころ(笑)。


ビジネス使いならコッチも
コットン/ナイロンの中綿トランスポート
TRANSPORT PADDED JACKETトランスポート 中綿 ジャケット
長めの着丈がスーツにマッチ
上質素材で機能も◎
スーツにバブアーもお洒落さんならではの着こなしだし、通勤に中綿トランスポートを使いたいって人はこちら。よりスマートなコットンナイロンタイプがオススメです。ちゃんとスーツの裾が隠れる着丈ってのも、ツボを押さえてますからね。軽く上品なコットンナイロンは、オンオフに着回しやすいことも見所ですよ。あと今回紹介する、パデッドジャケットの松、竹、梅は、いずれも中綿を控えめにしていて、暑すぎない。秋から冬、春先まで、3シーズン活用できる万能ぶり。混雑した電車でも過ごしやすい点も、頭に入れておきましょう!
英国のオーセンティックなスポーツウェア・ファッションブランド。
史上初のグランドスラムを達成した伝説のテニスプレーヤー、
フレデリック・ジョン・ペリーが引退後の1952年に創設した。
ちなみにペリー氏は、テニス転向前に、
卓球でも世界王者になったことがある。
フレッドペリーでは現役時代の経験を活かして、
機能的なリストバンドを開発。「ベストドレッサー」とも
呼ばれたペリー氏らしい、スタイリッシュな
ポロシャツは、モッズスタイルのアイコンとなった。
ローレルリース(月桂樹)のロゴは、フレッドペリーのシグネチャーだ。

PADDED COACH JACKET中綿コーチジャケット
アーカイブの名品を
ジーンズファクトリーが現代にチューニング
フレッドペリーといえば胸にローレルの刺繍、衿と袖に“ティップライン”が入ったポロシャツ。そして近年トレンドのトラックジャケットをはじめ、買って間違いのない定番揃い。ただオーセンティックでいながら、ちょいと変化球で差別化できる一品を、ジーンズファクトリーで見つけちゃったのだ。それがこちらのパデッドジャケット。じつはアーカイブにあったコーチジャケットを基に、シルエットはモダンなゆったりめにチューニング。さらに中綿を加え、従来のコーチジャケットにはない温もりを確保。またゆったりシルエットと相まって、ソリッドなハリが生まれています。するとコレ、着ると温かくコンフォート。ざっくり羽織るだけでも、着こなしが奇をてらわず男らしく絵になる、めっちゃ便利なコーチジャケットじゃないの! ミツキは昔からのコーチジャケット好きってのもありますが、これはぜひ多くの人に知ってほしい。フレッドペリーの隠れた名アウター、“高知ジャケット”(笑)、オススメですよ!


生地はナチュラルな質感で大人っぽく着られ、タフさも備えたポリエステル。ネイビーの生地と、ゴールドのローレルも風格が感じられます。裾にはドローコードが付属。防風性を高めて、シルエットのアレンジも楽しめますよ。
現在すでに欠品中!?
追加決定の爆売れフードシェルも!
PADDED HOOD SHELL JACKET中綿フードシェルジャケット
一番売れる=誰でも似合う
着るだけでシャレオツな中綿フーディ
現在は欠品中ですが、一から別注した中綿入りフードジャケットも◎です。というのも、着るだけで誰でも似合う!と、爆速で売れた実績ある人気モノだから。パリっとハードシェルのようなハリがありながら、テック感のないマットな光沢。シルエットはゆったりめでどんな人も合わせやすく、ハイネック&フーディなニュアンスは、ビシッと首元まで締めてよし。ざっくり羽織るだけでも、ラグランスリーブのリラックス感、肩の落ち感があって、簡単にこなれて見える。裾のドローコードを締めて、ショート丈にブラウジングさせても今っぽいと、こっちも万全、要CHECK!!な「竹」モデル! 12月に再入荷予定、現在予約受付中です。




シェルはハリがあり、マットな質感で、カジュアル、キレイめ、スポーティと、どんなスタイルにも馴染む表情! 衿高フーディはストリングスで、フィット調節が可能。裾もドローコードでシルエットアレンジができます。フードにはFRED PERRYとローレルリースの刺繍が施され、バックスタイルも映えるデザインですね。
1974年創業のアメリカのアウトドアブランド。
クリント・イーストウッド監督のアクション映画で、
マーモットのジャケットが着用され、一躍人気に火が付いた。
1976年には今日の防水透湿シェルのスタンダード、
ゴアテックスをいち早く採用するなど、先見の明にも優れていた。
現在もトップクライマーから厚い信頼が寄せられる存在だ。

PADDED BUTTON THROUGH JACKET中綿ボタンスルージャケット
本気のアウトドアブランドによる
本気のコーチジャケット
昨年のブラックボックスVol.1、お買い得な「梅」で紹介したのがマーモットでしたが、今年もやってくれましたね! またまた一から作製した、ジーンズファクトリー別注のコーチジャケットが登場します。ところで、「ダウンじゃなくて中綿でいい」といったら、機能中綿のKING、プリマロフトを忘れてはなりません。ダウンばりに軽く温かく、ダウンと違って水に濡れても保温性を失わない。洗濯もOKでイージーケアと、20年以上前からミリタリーや本格アウトドアギアに使われてきました。で、マーモットがコーチジャケットの中綿に指名したのがプリマロフト。これがとっても理に適っていて、保温性抜群のプリマロフトによって、中綿量が控えめに済む。するとコーチジャケットのシンプルなスタイルを損なわずに、温もりを担保。ほんのりとしたロフト感も都合よく、コーチジャケットにありがちなチープ感を回避してくれるんですね。また前立てはコーチジャケット定番のスナップボタン+ファスナー仕様。つまり比翼仕立てになっていて、風の進入を防ぐ。これまたアウトドアブランドらしい、巧みな作りじゃないですか! シェルは撥水性に優れていながら、マットな質感で着回しやすい。オリーブカラーのチョイスもおもしろく、ミリタリーな硬派なテイストで着こなしの印象も締まる! こんなユーティリティなアウターで、2万ちょいで冬を越せるって、BUY!なバイブス、アガりまくりでしょ~っ♪




落ち着いた質感のナイロンシェルで、秋から春の着こなしにも万能。左袖にはジーンズファクトリー特注のクラシカルなタグが付属。左胸にはさりげなく、同色刺繍のMarmotネームがあしらわれています。左身頃脇には、ハイテク中綿の目印、プリマロフトもプラス。裾のドローコードで風の進入をシャットアウト。ブルゾン風なシルエットでも着ることができます。

Begin クリエイティブディレクター
光木拓也
1977年生まれ。ワールドフォトプレス『mono magazine』編集部を経て2006年に世界文化社(現・世界文化ホールディングス)入社。以来『Begin』一筋で主にファッションを担当。2017年〜2021年まで同誌編集長を務める。現在はメディアをまたいで新規事業開発に注力。“中坊マインド”を座右の銘に、既存の出版ビジネスを超えた制作チーム「ファンベースラボ」を率いるディレクターとして奮闘中。
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