ご登場いただきありがとうございます。まずは自己紹介からお願いします。

(下元)「下元です。1993年入社で今年で25年目、47歳。人生の半分以上をジーンズファクトリーに捧げています(笑)。
転勤・店舗異動を経て入社5年目に店長、昨年まで店頭に立って接客販売をしていました。 今年からは本部(インターナカツ：高知）で店舗営業推進事業部 四国地区エリアマネージャーとして人材育成・販促の統括をしています。 本部のデスクワークだけにならないよう、週末は四国地区(高松・松山・高知)の店舗をまわりながら店頭に立って接客販売もしています。
直にお客様と接することは非常に重要ですので、感じたものを今後運営にフィードバックしていきたいと考えています。」

本日のスタイリングのポイントをお聞かせください。

(下元)「メインは見て分かると思うんですがオーバーオール。これはorSlowのものです。 毎シーズン何かしらアイテムを購入している、僕にとっては欠かすことができない大好きなブランド。 この定番のオーバーオールはサイズ感を現代風にアップデートしているので野暮ったい感がないですよね。
orSlowのデザイナー 仲津さんはヴィンテージのコレクションを多くお持ちで、ヴィンテージデザインの背景も知り尽くしています。それをサンプリングしてうまくサイズ感、生地感を現代風にアレンジしていてそれが絶妙。 仲津さんが作っているものには深みがあって、間違いがないと思っています。」

「スタイリングのポイントなんですが、いつも好きなものを着ているので特にはないかな…。 ただオーバーオールだけだと恥ずかしいんで、今日はレッドキャップのシャツを羽織っています。
今の自分の雰囲気からするとシャツを着るのが自然な感じがして。感覚的なものじゃないでしょうか。 着るときに考えるのは組み合わせることで緩和させるというか、ベタになりすぎないようにはしています。」

ジーンズソムリエについて。

(下元)「2015年に取得しました。 アパレルに携わって25年になるのでデニムの知識はある程度持っていましたが、実際のジーンズソムリエの試験内容は僕からするとかなりマニアックでした。 ジーンズの詳細な製造工程についてなんかは、資格取得時に勉強するテキストからでないと知ることができなかったかもしれません。
この勉強を通して、ジーンズ好きのお客様ともっと深い話ができるようになりました。 現在はマネージメント業務もしているので、こういったものを人材育成に上手に生かしていきたいですね。

少し話が逸れますが、僕たちが洋服を楽しく思えたきっかけは学生の時に通っていた古着屋の店長さんや、入社した時の洋服好きの先輩たちがいたから。 当時は情報源は今みたいにネットやSNSも無かったので、時間があればいつも洋服の話を真剣に語っていました。 情熱みたいなものがお互いに伝わり楽しかったことを今でも覚えています。
なのでジーンズファクトリーの特に若手スタッフには、まずは洋服を楽しんでもらいたいと思っています。そのあとジーンズソムリエといった洋服の勉強していけば、自然と自分のものになっていくんじゃないかと考えています。 」

ジーンズ好きのお客様におすすめしたい一本を教えてください。
 

(下元)「私の周りのお客様は特にヴィンテージジーンズ世代の方が多く、経年変化する色落ちにこだわる方が沢山いらっしゃいます。 リジット(未洗い)がどのような色に変化するのか、アタリが出るかなど興味深々です。(ここで先ほどお話したジーンズソムリエの知識が役立っています。)

そのようなお客様におすすめの一本がWEREHOUSE(ウエアハウス)の lot 1105。 古着を意味する『2ND-HAND(通称 セコハン)』の名が付けられたウエアハウスの新シリーズです。 リアルなヴィンテージ加工を施した最高のエイジングモデルで、レングスも28～29インチと日本人に合わせた短めの設定もうれしいポイント。 僕が履いているのは29インチですが、このような加工感で短めの設定をしているものが無かったので是非お試しいただきたいと思います。

WEREHOUSE 2ND-HAND デニム ￥24,000 + tax
※取扱店舗はジーンズファクトリー卸団地本店・宇品店・福山店となります。

ウエアハウス繋がりで、この4月に120本限定受注生産として販売された『JOHN MUNG DENIM』もウエアハウスが製作し話題になりましたね。ジーンズファクトリーではそのうちの40本を販売しました。予約受付はジーンズファクトリー卸団地本店のみでしたが、ご来店、または全国各地からお電話をいただき即日完売！こだわりが詰まったこのジーンズに対するお客様の熱い想いに驚きました。」
 

WAREHOUSE&CO. 商品一覧

下元さんのベーシックジーンズはなんでしょうか？
 

(下元)「スタイリングのところでもお話したブランド orslow の『107』です。
テーパードのスリムシルエットなんですが、少し現代風にアップデートしていて履くと程よく股上がありシルエットは絶妙です。ちょっとした細かいディティール、加工感がしっかりしてそこも共感しているポイントです。
あとはLEVI'Sは外せませんね。なかでも505は好きなシルエットでレングスも合っているので、これも僕のベーシックジーンズです。
僕らはMADE IN USAに憧れた世代。この古本もリアルタイムに買ったものでなく古本屋で若い時に見つけたものですが、今も手放すことなく読んでいます。好きなものは年齢を重ねても変わることはありませんね。」
 

～ジーンズソムリエとは～
国産のジーンズが誕生し、約50数年。目まぐるしく変化するマーケットの中で、流行に左右されず、長く愛着をもって着用できるアイテムである"ジーンズ"。「ジーンズソムリエ資格認定制度」は、ジーンズに関する深い知識を有し、その魅力や価値を正しく伝えられるプロフェッショナルな人材、ジーンズ選びのアドバイザーを育成する目的に2013年、岡山・倉敷にて設立されました。
ジーンズファクトリー各店舗にはジーンズソムリエ資格を持ったスタッフ(男女)がおります。お困りごとがございましたらお気軽にご相談くださいませ。
 

JEANS SOMMELIER OFFICIAL SITEはこちら(外部サイト)