もしも、、、ヴィンテージにブラックデニムが存在していたら。

「歴史上存在しないVintage Black」
特徴は、Vintage仕様・セルヴィッチブラックデニム・リアルブラックUSED・ヴィンテージファスナー、で仕上がったデザインをチェック！

YANUK×BerBerJin／BRUCE／57293031／Monochrome／40,000yen

●textile
「セルヴィッチ× ブラック× ストレッチ」
一日に一反しか生産する事が出来ない旧式の力織機(TOYODA G9) を使用して織られたストレッチブラックデニム。染めにはサンファ( 硫化) 染料を使用し、タテ糸はインディゴと同じロープ染色で中白に仕上げ、ヨコ糸はチーズ染色で中まで染め上げた、タテヨコ異なるブラックデニム。

●wash
「モノクロ写真のVintage」
まるでVintage デニムを白黒で見ているかの様なメリハリの利いたモノトーンの表情。最先端技術のレーザーと職人による手作業を駆使したハイブリッドな加工。実際にVintage に存在するマッチ擦りの跡等、マニアックな仕様は前回から引き継いでいる。

●silhouette
「世界最初のスリムジーンズ＃351」
世界で最初にファッションジーンズとしてスリムジーンズが生まれたのは、69年と言われてきていたが、実はその数年前の64年にその前身になる＃351 なるカラーパンツが生まれていた。そこにブラックが存在したかは定かではないが、そのストーリーに想いをせてRecreation させたジーンズ。
特徴は当時若者を意識した為、厚みの少ないヒップ周りとしっかり深くとられた股上です。当然、懐古主義ではないので、モダンナイズさせて作られたパターンメイクで、着るだけで今の空気感と古着の重厚感を同時に味わえる至高のシルエットに仕上がっています。

●Point1
「比翼仕立て× ジップフライ」
Vintage を代表するディテールであるボタンフライとヴィンテージスリムジーンズのディテールであるジップフライを掛け合わせたオリジナルディテール。
更に、ジップには60 年代を再現したヴィンテージファスナーを使用。テープも当時と同じ綿テープを用いた超本格仕様。

●Point2
「打ち抜きリベット」
古いVintage に見られる丹銅で打ち抜いて潰す最もシンプルで原始的な構造のリベット。その分むき出しのディテールが無骨で何ともいえない味わいを醸し出す。

●Point3
「味出しレザーパッチ」
ジーンズと共にレザーパッチにもUSED 加工を施す事で、ジーンズ本体と同じ経年変化が加えられより馴染んだ表情が生まれる。

●Point4
「パープルコンシールバータック」
Vintage の中に稀にみつかる異色の糸で縫われた隠し閂を再現。表からチラ見えする事で、Vintage のオーラを放つ。

●Point5
「ブラック＆イエロー チェーンステッチ」
ヴィンテージミシンであるユニオンスペシャルで裾上げ。下糸にイエローステッチを採用し、46model の様な雰囲気。ロールアップした際に、ポイントに！！

●Point6
「インシーム＆アウトシーム」
脇や大股の三度縫い(Vintage の仕様で、地縫い+ オーバー+ ステッチと三工程費やして縫う方法) 箇所の地縫いを通常ではありえない太番手を採用。
※実際のVintage も極太番手の糸を使用。
そうする事で、裾の縄アタリの様なゴツゴツしたアタリが浮き出て、Vintage ならではの重厚感が生まれる。

Yutaka Fujihara / 藤原 裕

1998年創業の老舗の古着ショップ、 BerBerJin のディレクター。圧倒的な数のデニムを見て、触れ、その歴史を感じ取り伝えてきた第一人者として、ファッション業界では知らぬ人のいない存在。
業界内でも屈指のヴィンテージマスターとしても知られ、古着は実際に着る派で「欲しい!」と思ったものは絶対に妥協せずに手に入れるこだわりを持つ。2019年S/Sより"YANUK"のアドバイザーとして参画。