記念すべき1回目にご登場いただきありがとうございます。まずは自己紹介からお願いします！

(向井)「こんにちは。ジーンズファクトリー卸団地本店の向井千晶です。ジーンズファクトリーに勤めて今年で19年目。産休・育休を経て正社員の短時間制度を利用しながら勤務しています。」

気になる今日のコーディネートのポイントをお聞かせください。

(向井)「ピンク色のデニムはRon Hermanの2018春の新作。全体の雰囲気を決めるボトムは桜の季節なので明るいピンクにしてみました。定番のボーダーと小物でマリンテイストをオンして甘くなり過ぎないよう意識しました。」

ジーンズソムリエの資格を2013年に取得されていますが、知識などをどのように活かしていますか？

(向井)「専門的な知識より、女性のお客様の多くはシルエット、微妙なサイズ感の違いを気にされます。ですが製造工程を知っているとお客様への伝え方に説得力が増すのは感じています。ブランドごとの色落ちやディティールへのこだわり、それに伴う価格の違いなどスムーズにお伝えできるようになりました。」

ジーンズソムリエとして女性のお客様におすすめするなら何を選びますか？

(向井)「YANUK(ヤヌーク)のKAY(ケイ)が鉄板ボトムです。私もKAYは2本所有しており、体系にコンプレックスのある私でも適度なゆとりがありつつスッキリ見えるのでおすすめです。
股上も浅すぎず、深すぎず。スキニーほどピタピタでなく、ストレートほど余らないのと、ひざ下のラインが細くてきれいに見えるので、試着をおすすめすると大体のお客様がそのシルエットの良さにご納得していただけます。」

向井さんのMY BEST JEANSは？

(向井)「ご存知のかたも多いRED CARD(レッドカード)のブランド設立時(2009年)に発売された最初のジーンズです。(下写真)
当時は3万円～4万円のプレミアムジーンズブームからスキニーデニムにシフトしていました。その後ボーイフレンドデニムの流れが来たんですが、RED CARDがその火付け役だったと思います。」

このジーンズのどのあたりに惹かれたんでしょうか？

(向井)「本格的なヴィンテージ加工、ディティールへのこだわりに加え、女性らしいシルエットが合わさったジーンズは当時ほとんど無かったと思います。これは現在発売されているモデルほどテーパードも効いていない初期のモデルですが、こんなかっこいいジーンズが発売されたのは本当に衝撃的でしたね。
直線ベルトでメンズらしいデザイン、リベットにデニムの生地をあえて残す、裏のポケットにブランドロゴのハンドプリント、タグなどに配されたこだわりの赤…などRED CARDのデザイナー 本澤さんのジーンズにかける思いがひしひしと伝わってきます。」

向井さん曰く、時が経つほど愛着の湧くジーンズで、9年近く経った今でも形と色合いはお気に入りで思い入れのあるジーンズだそう。
本日はありがとうございました。

～ジーンズソムリエとは～
国産のジーンズが誕生し、約50数年。目まぐるしく変化するマーケットの中で、流行に左右されず、長く愛着をもって着用できるアイテムである"ジーンズ"。「ジーンズソムリエ資格認定制度」は、ジーンズに関する深い知識を有し、その魅力や価値を正しく伝えられるプロフェッショナルな人材、ジーンズ選びのアドバイザーを育成する目的に2013年、岡山・倉敷にて設立されました。
ジーンズファクトリー各店舗にはジーンズソムリエ資格を持ったスタッフ(男女)がおります。お困りごとがございましたらお気軽にご相談くださいませ。
 

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